脂肪吸引術の変遷
脂肪吸引は約30年ほど前にフランスで行なわれはじめた手術です。その後世界中に手術法が普及し行われるようになりました。日本での歴史はまだ20年そこそこで、比較的新しい手術法です。
はじめの頃の脂肪吸引は、全身麻酔のもとで1cmもの太さのカニューレ(吸引管)を使って脂肪を強引に吸引する方法で、とにかくなるべく多くの脂肪を除去できれば良いという手術だったようで、凸凹ができるのは当たり前だったそうです。今の手術法と比べると出血も多く、場合によっては輸血なども必要な大掛かりなものでした。
時代の進歩とともに麻酔法も局所麻酔を主体としたものになり、カニューレ(吸引管)も細く改良され、また超音波やレーザーなどの補助機器を使った手術法なども次々と開発されて、脂肪吸引は安全性が高く確実な痩身法となってきました。またいかにして美しいボディーライン・フェイスラインを作り上げるか、という次元で考えられるようにもなってきて、その地位が確立されました。
吸引の目的も、単なる大量の脂肪の除去ではなく、吸引によってボディーラインやフェイスラインを彫刻するようにデザインしていくという意味合いも大きくなり、欧米では脂肪吸引(lipo-suction:リポサクション)のことを別名、脂肪彫刻(lipo-sculpture)とも言われています。